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俳句の中の地域

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#1000 清水寺、ライトアップされた風景(京都市東山区)  (2025年12月4日執筆)

 2013年12月7日、京都・清水寺の夜間特別拝観の風景です。本堂の舞台が、照らされた紅葉の彩られて、背景に輝く京都市街地の夜景に向かい合っていました。今回で1000句目となりますが、奇しくも作句の本日、千年の都・京都に滞在中です。次の千句へ、訪れた京都の町は、静かに寒い夜を迎えています。

千句目や 次の千句へ 山眠る

清水寺、ライトアップされた風景
清水寺、ライトアップされた風景(2013.12.7撮影)



#999 竹駒神社・拝殿の風景(宮城県岩沼市)  (2025年12月3日執筆)

 2021年12月27日、宮城県岩沼市の竹駒神社・拝殿の風景です。日本三大稲荷のひとつともされる古社です。同県内では有数の、多くの初詣客のある神社でもあります。842(承和9)年(842、小野篁(おののたかむら)が多賀城の陸奥国府に陸奥守として着任した際、奥州鎮護の守護神として創建されたと伝わります。

冬型の 気圧配置や 鳥居前

竹駒神社・拝殿の風景
竹駒神社・拝殿の風景(2021.12.27撮影)



#998 新町川、両国橋の風景(徳島市) (2025年12月2日執筆)

 2014年12月29日、年末の四国を周遊しました。前日は徐々に雨となり、一晩降り続いた雨は翌朝には止んで、急激に天候は回復に向かいました。まだ空気が湿っていた朝の徳島の町並みは、静謐な佇まいでした。両国橋には欄干に阿波踊りの銅製のモニュメントがあって、その動的な雰囲気とは一線を画していました。

濡れた道 空青み増す 冬の朝

新町川、両国橋の風景
新町川、両国橋の風景(2014.12.29撮影)



#997 旧東海道・七里の渡し跡の風景(名古屋市熱田区) (2025年12月1日執筆)

2015年12月19日、名古屋市熱田区の旧東海道・七里の渡し跡の風景です。旧東海道は、この地以西は木曽・長良・揖斐の木曽三川の川幅の広い河口部となり、架橋が困難、迂回するにも長距離などの理由から、三重県の桑名までは海上を渡し船で移動しました。七里の渡し跡は、周囲の埋立により海は遠くなりましたが、渡し船が行き交った時代の縁を今に伝えています。

柊の花 晴天の渡し跡

旧東海道・七里の渡し跡の風景
旧東海道・七里の渡し跡風景(2015.12.19撮影)



#996 小豆島、エンジェルロードの夕日の風景(香川県土庄町) (2025年11月30日執筆)

 2025年11月16日、香川県小豆島、潮の干満で繋がったり水没したりする砂州、通称「エンジェルロード」の夕景です。この日は定期観光バスのルート上のこの場所がたまたま干潮に重なったこともあり、途中下車して訪れました。雲ひとつ無い晴天の夕日はとても鮮やかで、遠景の四国本土も、たなびくように見えていました。

冬の夕 繋がる砂州に 照る汀

小豆島、エンジェルロードの夕日の風景
小豆島、エンジェルロードの夕日の風景(2025.11.16撮影)



#995 喜多方市街地、蔵造りの町並みの風景(福島県喜多方市) (2025年11月29日執筆)

 2013年11月4日、初冬の雰囲気を感じさせる季節、福島県喜多方市街地を訪れました。近年はラーメンで知られるようになりましたが、会津地方における中心都市のひとつとして、古くからの土蔵のある町並みの残る、印象的な景観を残す町です。酒造業なども盛んで、豊かな米と水に育まれた産業もまたこの町を特徴付ける生業となっています。

初時雨 橙色の 蔵の壁

喜多方市街地、蔵造りの町並みの風景
喜多方市街地、蔵造りの町並みの風景(2013.11.4撮影)



#994 田園調布・銀杏並木の風景(東京都大田区) (2025年11月28日執筆)

 2009年11月28日、東京・田園調布・銀杏並木の風景です。高級住宅街として知られる田園調布ですが、元来は田園都市構想に基づき開発された対象機における分譲住宅地です。購入者には住環境保全のための建築規則が義務づけられており、整然とした豊かな町並みが保存されています。

冬めく街路 アスファルトの水溜まり

田園調布・銀杏並木の風景
田園調布・銀杏並木の風景(2009.11.28撮影)



#993 高槻駅前、アクトアモーレの風景(大阪府高槻市) (2025年11月27日執筆)

 2008年11月24日、大阪府北部、北接エリアの中核都市・高槻駅前の風景です。京都と大阪の中間にあって、JRの長距離速達列車である新快速も停車するベッドタウンです。この日は旧西国街道に沿った地域を茨木から高槻へと歩いていましたが、高槻駅前に至って雨が本降りとなりこの日の活動を終えました。

柔き雨 銀杏落葉の 帰り道

JR高槻駅前、アクトアモーレの風景
JR高槻駅前、アクトアモーレの風景(2008.11.24撮影)



#992 赤穂城跡、大手門と大手隅櫓の風景(兵庫県赤穂市)  (2025年11月26日執筆)

 2015年11月22日、兵庫県赤穂市を訪れました。忠臣蔵の赤穂浪士で知られるこの町は、兵庫県西部、播州エリアの沿岸部にあります。ローカルな城下町として栄えた町並みは、昔ながらの街路や建物も残っていて、穏やかな播州の風土そのままのたおやかさを呈していました。

小春日や 空より白き 隅櫓

赤穂城跡、大手門と大手隅櫓の風景
赤穂城跡、大手門と大手隅櫓の風景(2015.11.22撮影)



#991 渡良瀬川・高津戸峡の風景(群馬県みどり市)  (2025年11月25日執筆)

 2018年11月3日、群馬県みどり市大間々地区にある高津戸峡を訪れました。大間々の町は、渡良瀬川が山地から平野に出る場所(谷口)につくられていることから、地理学の用語で「谷口集落」と呼ばれる部類の町並みです。渡良瀬川はここから先、渓谷状の風景を呈して、わたらせ渓谷鐵道からの眺めは観光客の目を楽しませています。

寒靄の渓谷 狭き散策路

渡良瀬川・高津戸峡の風景
渡良瀬川・高津戸峡の風景(2018.11.3撮影)

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