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関東の諸都市・地域を歩く


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#174 鬼怒川温泉周辺を歩く ~鬼怒川の渓谷美の壮観~

 2020年9月20日、栃木県日光市、鬼怒川温泉を訪れました。東武日光線から鬼怒川線を経て鬼怒川温泉駅へ。東武が開催するウォーキングイベントへの参加によって、鬼怒川の渓谷沿いの自然に溢れる地域を歩きます。

東武鬼怒川温泉駅

東武鬼怒川温泉駅
(日光市鬼怒川温泉大原、2020.9.20撮影)
鬼怒楯岩大吊橋から見た鬼怒川

鬼怒楯岩大吊橋から望む鬼怒川
(日光市鬼怒川温泉大原、2020.9.20撮影)
鬼怒楯岩大吊橋

鬼怒楯岩大吊橋
(日光市鬼怒川温泉滝、2020.9.20撮影)
古釜の滝

古釜の滝
(日光市鬼怒川温泉滝、2020.9.20撮影)

 鬼怒川温泉駅前には、近年運行が始められた蒸気機関車「大樹」の転車台や、ユーモラスな表情を見せる鬼の像、足湯などもあり、鬼怒川温泉の玄関口として多くの人々が楽しめる施設がそろっています。駅前の案内所でマップを受け取り、まずは駅から南へ、鬼怒楯岩大吊橋へと向かいました。

 大吊橋の辺りの鬼怒川は、右岸側が断崖となっていまして、その崖上に名勝・楯岩が存在しています。緑に覆われた渓谷を洗う鬼怒川の流れは翡翠色を呈して、ラフティングを楽しむ人々を俯瞰することができました。吊り橋を渡った後は、階段を上った先の遊歩道を進み、古釜沢にかかる古釜の滝や末広池などの景勝地を一瞥しながら、有料道路(執筆時現在は無料開放)から続く鬼怒バイパス沿いに出て、小佐越地域を進んでいきます。

小佐越地域のそば畑

小佐越地区で見たそば畑
(日光市小佐越、2020.9.20撮影)
小佐越滝尾神社

小佐越滝尾神社
(日光市小佐越、2020.9.20撮影)
小佐越地区の集落景観

小佐越地区の集落景観
(日光市小佐越、2020.9.20撮影)
大瀞橋

大瀞橋
(日光市小佐越、2020.9.20撮影)

 集落内には市指定文化財である小佐越滝尾神社とその石鳥居が杉木立の中でひっそりと佇んでいました。秋の花々が可憐に咲く小佐越の集落の小径を鬼怒川方向に下って、歩行者専用の吊り橋の大瀞橋へ。橋の名のとおり、瀞(川で流れがゆるやかで水深が深い場所のこと)となっている川面は、先ほどの大吊橋の場所よりは広くなっていて、背後の山々の稜線へとつながっていました。

 鬼怒川の左岸へと戻り、鉄路の下をくぐる地下道を経て、東武鬼怒川線の小佐越駅前へ。鉄道を走るSLを見送りながら、コスモスなどが咲く国道沿いを北へ進みます。ここから鬼怒川温泉の中心部へと進む国道沿いには、東武ワールドスクエアなどの観光施設もあって、一大観光地となっている鬼怒川の風景が展開していきます。今回のウォーキングのコースは、そのまま国道を北へ進んで鬼怒川温泉駅前へと戻り終了となりました。駅前には依然として多くの観光客が訪れていまして、山間にある温泉地の活気を感じました。

大瀞橋から眺める鬼怒川

大瀞橋から眺める鬼怒川
(日光市小佐越、2020.9.20撮影)
小佐越駅近くにあったかかし

小佐越駅近くにあったかかし
(日光市鬼怒川大原、2020.9.20撮影)


神橋と大谷川
(日光市上鉢石町、2020.9.20撮影)
日光田母沢御用邸記念公園

日光田母沢御用邸記念公園
(日光市本町、2020.9.20撮影)

 鬼怒川沿いのウォーキングを終えた後、日光東照宮周辺を訪れました。神橋周辺の穏やかな風景や、日光田母沢御用邸記念公園の秀麗な建物や庭を見学して、この日の日光訪問を終えました。秋たけなわの日光の自然の美しさは格別で、夕刻を迎えてもなお、透明感のある青色を呈していた、神橋下の川の色がとても印象的でした。


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