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俳句の中の地域

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#70 御前崎、灯台を望む風景(静岡県御前崎市) (2023年5月19日執筆)
 
 
2004年5月8日は、牧之原の茶園を観察しようと、はるばる静岡県内を訪れていました。大井川流域の牧之原を探索した後は、沿岸部へ赴き、御前崎に立ち寄りました。午後になってやや雲の多い天気になりましたが、太平洋の波は比較的穏やかで、寄せる大きな波が岩礁をゆるやかに、濡らしていく様子が印象的でした。

ゆるやかに 波濤の運ぶ 南風

御前崎の風景
御前崎、灯台を望む風景(2004.5.8撮影)



#69 種差海岸・初夏の風景(青森県八戸市) (2023年5月18日執筆)
 
 
2008年5月18日、青森県八戸市の名勝・種差海岸を訪れました。ウミネコの繁殖地として知られる蕪島の南、天然芝が広がる岩礁の海岸は、このエリアを代表する景観が観賞できる場所として知られています。訪れたこの日は日差しも穏やか、海も空の色を落とし込んだように凪いでいて、初夏のまばゆいばかりの輝かしさに溢れていました。リアス海岸が続く多様な地形が認められる三陸にあって、芝生が波打ち際まで続く風景があるこの海岸は、美しいアクセントとなっているように思われました。

天然芝と岩礁ひかる 卯波かな

種差海岸、初夏の風景
種差海岸、初夏の風景(2008.5.18撮影)



#68 定禅寺通、初夏の風景(仙台市青葉区) (2023年5月17日執筆)
 
 
2011年5月21日、東日本大震災から約2ヶ月後の、仙台市中心部・定禅寺通の初夏の風景です。杜の都仙台を象徴するケヤキ並木の美しい通りで、この日も木漏れ日が射す中、快い散策をすることができました。仙台まで自家用車を走らせている中でも、東北自動車道には所々に亀裂を補修した跡が残っていまして、震災の爪痕が生々しい様子も見受けられました。そうした時勢でも、定禅寺通のケヤキはすがすがしい新緑を見せていまして、僅かばかりの希望を感じさせていました。

濡れた道 白き日の射す 今朝の夏

定禅寺通の初夏
定禅寺通の初夏(2011.5.21撮影)



#67 善光寺御開帳の風景(長野市) (2023年5月16日執筆)
 
 
2022年5月7日、7年に一度行われる善光寺御開帳(善光寺前立本尊御開帳)の中でも最も重要とされる中日庭儀大法要が行われる善光寺を朝早くから訪れました。雲一つない穏やかな青空の下、盛大に行われた大法要は、厳かかつ秀麗なセレモニーで、まさにすべての事象の根本である大地や空を包み込むような壮大さに溢れていました。絶対秘仏のご本尊の身代わりである前立本尊とつながる回向柱も、大空に向かって一直線に屹立していました。

大空と 大地に触れる 御開帳

善光寺御開帳
善光寺御開帳の風景(2022.5.7撮影)



#66 利根川、赤岩の渡しの風景(群馬県千代田町) (2023年5月15日執筆)
 
 
2020年の初夏は、コロナ禍によって世界中が大きく揺さぶられ始めた時期でした。日本国内でも徐々に緊急事態宣言が発出される地域が増えていき、外出制限が課されはじめていました。このような時勢に対応し、地元の近隣をフィールドワークする方針に変えていた私は、千代田町の赤岩の渡しを訪れたのでした。対岸から渡船を呼ぶ際には、吹き流しのような大きな旗を揚げる仕組みになっている当地における初夏を点描しました。

利根の初夏 黄旗を合図に 来る渡船

赤岩の渡しの風景
赤岩の渡しの風景(2020.5.17撮影)



#65 桐生川上流、新緑と山藤の川面(群馬県桐生市) (2023年5月14日執筆)
 
 
2021年5月7日、コロナ禍でも季節を感じたいと、地元太田市の北、桐生市を流れる桐生川の上流の渓谷を訪れました。新緑の森はとても静謐な雰囲気を見せていまして、透明感のある山藤の藤色もしなやかなアクセントをその緑色の中に与えていました。桐生川の上流は紅葉の名所でもあります。紅葉の名所は、すなわち新緑もまた美しい場所であるわけで、快いせせらぎの音とともに、初夏の風景を浴びて、心の涼に接することができた一日でした。

我ひとり 桐生川上流の涼

桐生川上流の初夏(2021.5.7撮影)



#64 毛越寺浄土式庭園、初夏の輝き(岩手県平泉町) (2023年5月13日執筆)
 
 
2015年5月6日は、初夏の穏やかで明るい日差しの空の下、東北道をひたすら北上し、世界文化遺産に登録される平泉は毛越寺を訪れました。雲一つない、すっきりとした空の色を映す浄土式庭園の池の色は、まさにクリアな瑠璃色の透明感をいっぱいに宿すものでした。数々の戦乱の歴史から平穏を求め、極楽浄土への思慕を表現させた浄土庭園の景色は、生きながらも多くの苦難を経験する往時にあって、多くの人々の心のよりどころとなったことでしょう。

瑠璃の池 波紋の小さき 夏始

毛越寺浄土式庭園の風景
毛越寺浄土式庭園の風景(2015.5.6撮影)



#63 牛久大仏、初夏の風景(茨城県牛久市) (2023年5月12日執筆)
 
 
2019年5月4日、あまりフィールドワークができていない茨城県内、牛久市を訪れました。牛久市の市街地から東方、牛久浄苑と呼ばれる大規模公園墓地の中に、牛久大仏は立っていました。ブロンズ立像としては世界一の高さを誇ります。この日は雲一つないよい天気で、多くの人々が訪れる中、初夏の大空の光を受けて、微妙な明暗をその体に宿していました。

夏の空 牛久大仏の藍色

牛久大仏
初夏の牛久大仏(2019.5.4撮影)



#62 大洗磯前神社、神磯の鳥居(茨城県大洗町) (2023年5月11日執筆)
 
 
2012年5月2日は、国営ひたち海浜公園から那珂湊の町並みを巡り、那珂川を渡って大洗へと進みました。写真撮影のスポットとしても近年注目を集める大洗磯前神社・神磯の鳥居を訪れましたが、その頃から大気が急速に不安定になって、同神社の境内へ進んだ頃には、雹を含む激しい雷雨に見舞われてしまい、しばらく休憩所で雨宿りをしていました。そんな自然の多様な変遷に翻弄されながらも、初夏の美しい日立の沿岸風景を確認できた一日でした。

時鳥 駆けるスタンディングダブル

大洗磯前神社・神磯の鳥居
大洗磯前神社・神磯の鳥居(2021.5.2撮影)



#61 倉敷美観地区、夕景(岡山県倉敷市) (2023年5月10日執筆)
 
 
2017年5月は、小豆島から岡山県へ渡り、笠岡から倉敷あたりまでをを彷徨しました。倉敷駅前から夜行バスに乗るまでの間、午後から宵のうちまでの倉敷美観地区の暮れゆく町並みの変化を楽しみました。伝統的な蔵屋敷やモダンな建物が建ち並ぶ倉敷川沿いも徐々にライトアップされ、植えられた柳の並木もしなやかに、五月の風に揺れていました。。

葉柳や 海鼠壁 照らされる闇

倉敷美観地区・夕景(2017.5.5撮影)

                                                  
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