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俳句の中の地域

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#210 足摺岬と太平洋の風景(高知県土佐清水市) (2023年10月6日執筆)
 
 2021年10月27日、晩秋の足摺岬を訪れました。四国高知県の西の端のさらに果てに位置する足摺岬は、穏やかな秋晴の空の下にありました。1999年3月、雨と風の強い中訪れたときは、雨が降る中でしたが温かい風に南国の雰囲気を体感したことを思い出します。暖地性の植生に包まれた遊歩道を歩きながら、遙か彼方の水平線の輝きを見つめました。
 
秋の海 足摺岬の 遊歩道

足摺岬と太平洋の風景
足摺岬と太平洋の風景(2021.10.27撮影)



#209 霧に煙る鬼怒沼の風景(栃木県日光市) (2023年10月5日執筆)
 
 2020年10月9日、晩秋の趣の奥日光を訪れました。自家用車では到達できない秘湯・奥鬼怒温泉郷からさらに山に分け入り、鬼怒川の源流部に広がる高層湿原・鬼怒沼まで歩を延ばしました。この日は生憎の曇天で、湿原に到達したときには辺りには濃い霧が立ちこめていました。霧に包まれる草紅葉と池塘、森の風景も、晩秋の凜とした風景として記憶にしまいました。
 
濃霧の湿原 鉛色の池塘

霧に煙る鬼怒沼の風景
霧に煙る鬼怒沼の風景(2020.10.9撮影)



#208 奥入瀬渓流、銚子大滝の風景(青森県十和田市) (2023年10月4日執筆)
 
 2002年10月20日、青森県の奥入瀬渓流を訪れました。10月も下旬を迎えようとしていましたが、周囲の森は紅葉が始まったといったところで、まだまだ緑色の葉が大半の状況でした。とはいえ、緑深き森の中をさまざまな表情を見せながら流れ下る川の流れはよどみなく行き過ぎて、自然が見せる束の間の麗しさに溢れていました。
 
秋時雨 水流運ぶ 夜想曲

奥入瀬渓流、銚子大滝
奥入瀬渓流、銚子大滝の風景(2002.10.20撮影)



#207 山中湖、わずかに望む富士山の風景(山梨県山中湖村)  (2023年10月3日執筆)
 
 2015年10月4日、山中湖畔から撮影した富士山の様子です。この日は晴れていましたが、やや雲の多い天候で、富士山は多くの部分を雲に隠されていました。湖上を渡る風も冷たさを宿していまして、間近に迫った冬を予感させました。湖岸のドウダンツツジは紅葉を始めていて、ススキも悲しげに風に揺れていたのも印象的でした。
 
秋寒し 湖上たゆたう 雲の旅

山中湖、わずかに望む富士山
山中湖、わずかに望む富士山の風景(2015.10.4撮影)



#206 おくのほそ道風景地・本合海の風景(山形県新庄市) (2023年10月2日執筆)
 
 2015年7月17日、山形県内を訪れました。写真は、山形県内を貫流する大河、最上川の風景です。本合海(もとあいかい)は、舟運で栄えた最上川の河港で、1689(元禄2)年には、「おくのほそ道」の行程の中で、芭蕉一行がここで船に乗り、下流を目指しています。周辺の風光もとても素晴らしく、芭蕉の事跡もあいまって、豊かな自然の情景に出会える場所ですね。
 
秋晴の 最上川の 岸の微風

おくのほそ道風景地・本合海
おくのほそ道風景地・本合海の風景(2015.10.17撮影)



#205 銀山温泉・晩秋の風景(山形県尾花沢市) (2023年10月1日執筆)
 
 2015年10月17日、晩秋の山形を訪れました。日帰りの彷徨の終盤、昔ながらのレトロな旅館建築が有名な銀山温泉へ。本格的な冬を前に、静かな佇まいを見せる湯治場は、どこまでも奥ゆかしい風情を醸し出していました。銀山温泉はその名のとおり、かつては銀の採掘で栄えた歴史があります。温泉街を過ぎた奥には旧鉱山の痕跡もあって、往時を偲ばせていました。
 
湯治場の 鉱山跡や 暮の秋

銀山温泉・晩秋の風景
銀山温泉・晩秋の風景(2015.10.17撮影)



#204 大田原市街地を見守る金灯籠の風景(栃木県大田原市)  (2023年9月30日執筆)
 
 2006年9月17日、栃木県北部の中心都市・大田原市の市街地を歩きました。この時は栃木県北部の諸地域を重点的に歩いていまして、大小いくつかの町場について、本ページの地域文としても残していますので、よろしければご覧いただければと思っています。写真の金灯籠は、奥州街道の宿場町として栄えたこの地に、1819(文政2)年に、町の有志により建てられました。現在のものは1979(昭和54)年に初代と同様の仕様で復刻された三代目であるそうで、変わらず町を見守っています。
 
十六夜や ひとり町場の金灯籠

大田原市街地・金灯籠
大田原市街地・金灯籠の風景(2006.9.17撮影)



#203 板倉町、秋の田園風景(群馬県板倉町) (2023年9月29日執筆)
 
 2019年9月28日、東武が主催するウォーキングイベントで板倉町内を歩きました。起終点となる板倉東洋大前駅は日光線の駅で、群馬県内の他の駅とは直接結ばれていないため、同町内でもやや異質な環境下にあります。駅周辺のニュータウンを離れると「群馬の水郷」とも呼ばれる田園地帯が広がって、一部では稲の刈り取りも進められていました。
 
名月や 灯りの疎なる ニュータウン

板倉町、秋の田園風景
板倉町、秋の田園風景(2019.9.28撮影)



#202 大阪・通天閣本通商店街の風景(大阪市浪速区)  (2023年9月28日執筆)
 
 2005年9月19日、大阪新世界、通天閣本通商店街から通天閣を望む風景です。明治時代に開催された内国勧業博覧会の跡地を開発してできた歓楽街・「新世界」の中心にある通天閣は、時代を超えて、大阪が大阪らしい佇まいを見せ続ける象徴のような存在であると思います。近年再開発著しい梅田(キタ)や、ミナミの喧噪とは、またひと味違った風情を感じられる場所ですね。
 
大阪新世界 秋の夜の合掌

大阪・通天閣本通商店街
大阪・通天閣本通商店街の風景(2005.9.19撮影)



#201 弓ヶ浜半島の海岸から大山を望む風景(鳥取県米子市) (2023年9月27日執筆)
 
 2007年9月2日、鳥取県内を訪ねたこの日の最終盤に、境港へと向かう弓ヶ浜半島の海岸に立ち寄り、大山を望みました。日本海と中海を隔てる砂嘴は、中世以降大きく成長して現在のような地形となりました。この砂州に土砂を供給したのは、中国山地で盛んに行われていた「たたら製鉄」であると言われます。人々の営みが大きく大地を変成させた現場は、見た目にはなんら自然の風景と変わりない、穏やかな波打ち際でした。
 
弓ヶ浜 色なき風の かよう澪

弓ヶ浜半島の海岸から大山を望む
弓ヶ浜半島の海岸から大山を望む風景(2007.9.2撮影)
                                             
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