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俳句の中の地域

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#360 三毳山のカタクリ群落の風景(栃木県佐野市) (2024年3月4日執筆)
 
 2004年3月27日、栃木県栃木市と佐野市に跨がる三毳山(みかもやま)北麓のカタクリ群落に出かけました。早春の森を穏やかに薄紫に染め上げる片栗の大群落は見ていても壮観で、オーケストラが一斉に交響曲を奏でているような雰囲気を感じました。森の木々はまだ芽吹き前で、さながら五線譜のように幹を早春の日差しにさらしていました。
 
片栗や 交響曲の 森の朝

三毳山のカタクリ群落
三毳山(みかもやま)のカタクリ群落の風景(2004.3.27撮影)



#359 偕楽園・見頃の梅園の風景(水戸市) (2024年3月3日執筆)
 
 2009年3月1日、日本三名園の一つ、水戸市の偕楽園を訪れました。梅の名所として名高い偕楽園はこの日、白梅・紅梅ともに見頃を迎えていまして、写真の通りの艶やかな「紅白の海」にさながらつつまれているような風景を見ることができました。台地上にある園内からは千波湖を見下ろすことができ、眼下に広がる梅園も豊かな色彩を見せていました。
 
観梅の 偕楽園の ハッシュタグ

偕楽園・見頃の梅園の風景
偕楽園・見頃の梅園の風景(2009.3.1撮影)



#358 ファイターズ鎌ケ谷スタジアムの風景(千葉県鎌ケ谷市) (2024年3月2日執筆)
 
 2017年3月11日、北海道日本ハムファイターズの2軍球場である鎌ケ谷スタジアム周辺を歩きました。この年は現在ロサンゼルス・ドジャースに在籍する大谷翔平選手が日本プロ野球に在籍した最終年で、現在でもチームにゆかりのある選手は、大谷選手をはじめ写真が掲出されています。
 
舞雲雀 ファーム球場の歓声

ファイターズ鎌ケ谷スタジアムの風景
ファイターズ鎌ケ谷スタジアムの風景(2017.3.11撮影)



#357 早春の秋吉台の風景(山口県美祢市) (2024年3月1日執筆)
 
 2000年3月18日、野焼き後の山口県・秋吉台、カルスト台地の風景です。秋吉台では学術的価値の高い景観を保持するため、毎年早春に山焼きを行い、草原の維持や森林化の防止、動植物の生育環境の保全などを図っているとのことです。山焼き後の黒みがかった台地の景色は、秋吉台ならではの春の風物詩と言えます。
 
焼ける野や カルスト台地の 展望台

早春の秋吉台の風景
早春の秋吉台の風景(2000.3.18撮影)



#356 真鶴岬と伊豆大島を望む風景(神奈川県真鶴町) (2024年2月29日執筆)
 
 2020年2月11日、日ごとにコロナ禍の拡大が進み、行動制限が始まろうとする前夜、神奈川県真鶴を訪れました。JR真鶴駅から、相模湾に着き出した真鶴半島へ。春空の下はうららかにきらめいていて、夏の猛々しさとは一線を画した、なめらかな輝きの青を海は呈していました。岬の向こうにはかすかに伊豆大島を望み、大海原の「広さ」をを表現していました。
 
春光の真鶴 磯のアクアブルー

真鶴岬と伊豆大島を望む風景
真鶴岬と伊豆大島を望む風景(2020.2.11撮影)



#355 白川郷、雪に覆われた風景(岐阜県白川村) (2024年2月28日執筆)
 
 2009年2月15日、まだ雪の残る岐阜県白川郷の俯瞰風景です。世界文化遺産の登録を受ける白川郷の合掌造りの集落は、その特徴的な結構もあいまって、春夏秋冬を通じて、この地を訪れる多くの人々を魅了し続けています。雪に覆われた集落景観は、雪深い当地における生活環境に根ざした建築の粋を現代に伝えています。
 
立春や 合掌造の開く木戸

白川郷、雪に覆われた風景
白川郷、雪に覆われた風景(2009.2.15撮影)



#354 備中国分寺、早春の風景(岡山県総社市) (2024年2月27日執筆)
 
 2005年2月12日、岡山県総社市周辺の「吉備路」と呼ばれるエリアへ、レンタサイクルで出かけました。写真の備中国分寺の他、吉備津彦神社(備前一宮)、吉備津神社(備中一宮)などの古社が点在するエリアです。訪れたのこの日は終始曇り空で風が冷たく、春まだ浅い田園の中を進むことになりましたが、古来より有力豪族の拠点となった歴史性を実感できる彷徨でした。
 
早春の吉備路へ サイクリストの輪

備中国分寺、早春の風景
備中国分寺、早春の風景(2005.2.12撮影)



#353 越生梅林、春本番のたおやかな風景(埼玉県越生町) (2024年2月26日執筆)
 
 2023年2月23日、晴天の埼玉県越生町、越生梅林の風景です。越生梅林は関東地方でも有数の梅林として知られ、「越生梅林」としてまつりなどの海上となるエリアを含め、越辺川沿岸一帯にひろく梅が栽培されています。訪れたこの日は、梅はほぼ見頃を迎えていまして、やわらかな芳香もただよわせていました。
 
梅林を かき分けミニSLの音

越生梅林の風景
越生梅林の風景(2023.2.23撮影)



#352 二荒山神社の鳥居越しに宇都宮市街地を望む(宇都宮市) (2024年2月25日執筆)
 
 2004年2月21日、宇都宮市街地をめぐりました。宇都宮の地名の由来とされるのが、市街地の高台に鎮座する、下野国一宮、宇都宮二荒山神社です。神社の参道の大鳥居は、宇都宮市街地の目抜き通りの前にどっしりと建てられていまして、市街地と境内とを穏やかに分かつサインともなっています。ちなみに、俳句の下五、微かは「かすか」と読ませます。
 
春めきて 大鳥居越し ジャズ微か

二荒山神社の鳥居越しに宇都宮市街地を望む
二荒山神社の鳥居越しに宇都宮市街地を望む(2004.2.21撮影)



#351 伊賀上野城と枝垂梅の風景(三重県伊賀市) (2024年2月24日執筆)
 
 2020年2月24日、三重県伊賀市・上野城の枝垂梅を撮影しました。コロナ禍による行動自粛が広がる直前、春の穏やかな陽気の下での上野市街地での町歩きでした。伊賀上野城は、築城の名手と言われた藤堂高虎も入城した城として知られます。中でも約30メートルの高さを誇る「高石垣」は、大坂城のそれと比肩する、一二の高さを誇るともされています。
 
枝垂梅 高石垣の 苔の色

伊賀上野城と枝垂梅の風景
伊賀上野城と枝垂梅の風景(2020.2.24撮影)

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