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俳句の中の地域

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#280 醍醐寺・林泉と弁天堂のライトアップの風景(京都市伏見区) (2023年12月15日執筆)
 
 2008年12月1日の京都彷徨の最後は、世界遺産・醍醐寺の夜のライトアップの風景に出会えました。永観堂から南禅寺を経て蹴上へ。そこから地下鉄で醍醐へ向かい、夜の帳がすっかり降りた醍醐寺へと辿り着きました。冬の夜の寒さが加わる境内の紅葉は枯れ葉へと移り変わる中で、1年のエネルギーをたっぷりと受けてきた時間を表現していました。
 
醍醐寺の 夜にたゆたう 冬紅葉

醍醐寺・林泉と弁天堂
醍醐寺・林泉と弁天堂のライトアップの風景(2018.12.1撮影)




#279 永観堂、紅葉のライトアップの風景(京都市左京区)  (2023年12月14日執筆)
 
 真如堂から再び哲学の道へ戻り、夕闇の南禅寺へ向かう途上、「秋はもみじの永観堂」として知られる紅葉の名所、禅林寺(通称:永観堂)に立ち寄りました。11月下旬から12月上旬にかけて、例年夜の特別拝観(ライトアップ)が行われていまして、写真のような極上の華やかさを見せる紅葉の風景に出会うことができました。
 
底冷の暗夜 名庭の絢爛

永観堂、紅葉のライトアップの風景
永観堂、紅葉のライトアップの風景(2018.12.1撮影)




#278 真如堂、三重塔と紅葉の夕景(京都市左京区)  (2023年12月13日執筆)
 
 哲学の道から白川通に下り、白川の流れを渡った先の丘陵上に、紅葉の美しさで知られる真如堂があります。真如堂は正式には「真正極楽寺」といい、天台宗の古刹として数々の消失と再建を経て現在にその堂宇を伝えています。紅葉の時期には多くの参詣客が訪れますが、普段は静かな境内のお寺です。新緑もとてもきれいなので、その時期もおすすめです。
 
三重塔 漆黒の 冬の夕

真如堂、参道の紅葉の夕景
真如堂、三重塔と紅葉の夕景(2018.12.1撮影)



#277 哲学の道、疎水にかかる紅葉の風景(京都市左京区) (2023年12月12日執筆)
 
 銀閣寺の参道入口あたりから南へ、琵琶湖疎水分線に沿って、熊野若王子神社前まで続く散策路、哲学の道へと進みます。四季折々の美しさを見せる哲学の道は、この日鮮やかな紅葉が随所で身頃を迎えていました。早朝の嵐山から北山を経てここまで来ますと、大抵夕刻を迎えていまして、東山の山裾から望む京都盆地の夕景もまた格別です。
 
息白し 疎水を辿り 合う歩幅

哲学の道、疎水にかかる紅葉
哲学の道、疎水にかかる紅葉の風景(2018.12.1撮影)



#276 慈照寺(銀閣)、初冬の彩りに満ちた風景(京都市左京区) (2023年12月11日執筆)
 
 北野天満宮からは、市バスを利用して鴨川を越え、東山エリアへと足を伸ばしました。東山エリアでも北部に位置する銀閣寺は、金閣寺と並び参詣者の多い寺院の一つです。正式には慈照寺と称します。向月台や銀沙灘などの独特な意匠の庭が印象的ですが、寺へのアプローチにある高い生垣も、「銀閣寺垣」と呼ばれる、この寺院ならではのものです。それは京都から東山の山陰にある、銀閣寺の立地を象徴しているようにも感じられます。
 
茶の花や 生垣深き 銀閣寺

慈照寺(銀閣)、初冬の彩りに満ちた風景(2018.12.1撮影)



#275 北野天満宮、御土居のもみじ苑の紅葉(京都市上京区) (2023年12月10日執筆)
 
 金閣寺から西大路を南へ歩き、北野天満宮へと進みました。北野天満宮ではこの時期、史跡御土居のもみじ苑の特別公開が行われます。豊臣秀吉が京都を取り囲むように築いた「御土居」の一部が、北野天満宮の境内に残っていて、その土塁が紅葉の名所となっています。写真の朱塗りの太鼓橋「鶯橋」周辺は、そのハイライトとなっています。
 
紅葉散る 御土居の残る 昼のチル

北野天満宮、御土居のもみじ苑
北野天満宮、御土居のもみじ苑の紅葉(2018.12.1撮影)



#274 鹿苑寺(金閣)、紅葉とともに望む風景(京都市北区) (2023年12月9日執筆)
 
 仁和寺、龍安寺などを経て、きぬかけの路の東の入口近く、鹿苑寺の境内へ。一般に金閣寺の名で知られる、京都屈指の名刹です。初冬の鈍色の空の下の金閣は、灰色の空の色をそのまま映す鏡湖池に向かい、かすかな金色の光沢を返していました。いつの日か、雪化粧した金閣も見てみたいものです。
 
寒靄や インスタ映えの 金閣寺

鹿苑寺(金閣)、紅葉とともに望む風景(2018.12.1撮影)



#273 龍安寺・参道の紅葉の風景(京都市右京区)  (2023年12月8日執筆)
 
 仁和寺からは「きぬかけの路」を辿り、やはり世界遺産の龍安寺へと歩を進めました。石庭で知られる龍安寺は、参道や鏡容池などに豊かな緑を繁茂させていまして、それらの紅葉も見所のひとつとなっています。衣笠山の山容も庭園の借景となって寄り添い、冷たさを忍ばせた冬の空の色と好対照をなしていました。
 
初冬の参道 靴音のレガート

龍安寺・参道の紅葉
龍安寺・参道の紅葉の風景(2018.12.1撮影)



#272 仁和寺の紅葉と五重塔の風景(京都市右京区) (2023年12月7日執筆)
 
 嵐山から嵐電を利用し、御室の名前で親しまれる、世界遺産・仁和寺へと進みました。春は遅咲きの桜として知られる「御室桜」が著名な仁和寺も、境内の木々が穏やかに色づいていました。御室桜の咲く園の向かいに屹立する五重塔は、広大な境内にあってたおやかな佇まいを見せていまして、淡い冬空に向かっていました。
 
手袋を 脱ぐ手を照らす 空淡し

仁和寺の紅葉と五重塔
仁和寺の紅葉と五重塔の風景(2018.12.1撮影)



#271 渡月橋と嵐山の風景(京都市右京区) (2023年12月6日執筆)
 
 271回からの10句は、京都の冬紅葉シリーズとして詠んでいきます。2018年12月1日に撮影した写真を取り上げます。1回目は早朝の嵐山、渡月橋の風景です。毎日多くの観光客が訪れる嵐山屈指の名所である渡月橋も、朝早い時間帯はそれほど人も多くなくて、穏やかな散策ができます。嵐山の木々も深い赤色(真朱色)に染まって、冬本番へ進む季節に呼応していました。
 
凍空や 淡き真朱へ 嵐山

渡月橋と嵐山の風景
渡月橋と嵐山の風景(2018.12.1撮影)

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