２００３年神戸ルミナリエ

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＃２　２００３年神戸ルミナリエ

　　2003年12月13日、新長田、兵庫と回った私は、旧居留地及び東遊園地を会場として開催されている「神戸ルミナリエ」を観に行きました。
　神戸ルミナリエは、1995年12月、震災の犠牲者を鎮魂するために、はじめて開催されました。以後、毎年開催されて、2003年で９回目を迎
　えました。
　　イベントとしてかなり定着してきたせいもあり、この日の会場はたいへんな混雑振りでした。まずは、会場の様子をご覧いただきたいと思い
　ます。

ルミナリエ会場が迫ります（２００３．１２．１３撮影）	ルミナリエ会場の手前（２００３．１２．１３撮影）
ルミナリエ・アーチの中を通過中（２００３．１２．１３撮影）	東遊園地会場（２００３．１２．１３撮影）

今年で9回目を向かえた神戸ルミナリエですが、年々規模は縮小しているようで、1995年の最初の年に比べますと、かなり小規模な開催
となっているようです。以前は、メイン会場である元町界隈のほかに、北野などにもサブ会場があったそうです。500万人もの見物客が訪れ
るイベントとしては、少々悲しい気がいたします。主に民間企業の寄付金によって成り立っているイベントゆえのジレンマのようです。
　また、このイベントが阪神淡路大震災の犠牲者を鎮魂する目的で行われていることも、大切にしたいですね。最近、現在の神戸市の人口の
うち、実に４分の１は震災を経験していない人によって占められているという報道があったそうです。その６割は転入者、４割は震災後に出生
した人なのだそうです。震災による影響を払拭しながら前進する神戸の町ですが、それと同時に震災の記憶も風化する懸念があるわけです。
そういった意味でも、このようなイベントは大切にしたいですね。2004年は10回目の節目の年。ぜひ、盛大に開催していただきたいと願います。

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